東京都青梅市内の無職少年(16)、中学3年の少女(14)、13歳の少年ら8人が、知的障害のある男性に暴行や恐喝を繰り返したとして、警視庁に逮捕された。少年らは今年の1月に偶然道で出会った市内の知的障害のある男性(20)に因縁をつけ、顔や腹を殴るなど暴行し、バッグから現金8万円を盗んだ。その後も男性を呼び出しては金を奪うなどした。
かつて「俺たちは殺しや弱い者いじめ以外は何でもやった」という非行グループが逮捕された。彼らは暴力団員やパトカーなども襲撃する非行集団であったが、中国残留孤児の2、3世であったことから、日本に帰国後は学校でいじめられた。そうしたことから「いじめ以外」の犯罪を起こした。
犯罪に優劣や善し悪しなどはないが、かつての犯罪者というのは1つ自分なりの流儀を持っていた。その行動に哲学を持ち、あたかも芸術作品のように仕上げる。例えば泥棒の常習犯は手口はいつも同じで行動もワンパターンであるがゆえ、捜査線上に上がってくることが多かった。
さらに昔の犯罪者は、自分の不幸な生い立ちと世間を比べて逆恨みし、金を持っていそうな人間を選んで綿密な作戦を立てて犯行に及んだ。富のある者が危険にさらされる事のほうが多かったのである。
前にも書いたが、交通畑で活躍していた警察官いわく、「かつての暴走族は捕まると暴走行為は簡単に認めた。ただ、『暴走行為をやめる』とは言わなかった」。独自の哲学を持ち、スジがあったのだ。そう考えると、かつての犯罪者のほうが頭を使っていた。あたかもプロの犯罪者として生きていくために、独自の思想を保つことは大切なことだったにちがいない。
時は流れて平成になり、年配者を狙った振り込め詐欺は減少する気配が全くない。女性や子供を狙った犯罪もなくならない。犯罪者の狙う被害者が無差別化しているのだ。
逮捕された少年のうち1人は「自分より弱そうな相手を選んだ。身体(障害者)をいじめて何が悪い」と供述しているという。ここからも、犯罪の筋道など考えもしない稚拙な人間像が浮かび上がっている。
☆ これから、あなたがたには法の重い裁きが待っています。そこでは遊びは通用しませんよ。(杉下右京「相棒」)
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★ 知的障害者ねらい暴行、恐喝 少年グループ逮捕(産経新聞・08/8/22)
★ 知的障害の女性にみだらな行為 タクシー運転手逮捕(産経新聞・08/2/5)



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