名前だけの「店長」死亡のマクドナルドの元女性店長に労災認定 神奈川労働局

写真はイメージ:撮影kikiさん
先日”朝マック”してきた時間は午前6時半ごろ。店内を見て驚いた。大半の客が寝ているのである。注文した商品がトレイに載っている客もいるが、注文もしていないのではないかと思われる客も多かった。座れる席がほとんどない。こんな店内でありながら、どうして店員は注意しないのであろうと腹が立った。
かつてマクドナルドでそうした状況に対して注意している店長を2回見たことがある。「寝るところではないのでお帰りいただけませんか」。そうした主旨の注意をした男性店長は、にらみ返してきた男性客4人にひるむことなく、4人が離席するまでそこを動かなかった。
もう一つは寝ていた客ではないが、サークルの大学生風。20名ほど集まっていたグループだったが、騒ぐ気がなくても、それくらいの人数が集まれば大抵うるさくなる。「他のお客様のご迷惑になりますので、ご退店いただけますか」という主旨の注意を男性店長がしていた。
幼いころ通っていたマクドナルドを思い出すと、接客する店員さんはしっかりしていて、「さすがマクドナルド、他とは違う」と思っていた。しかし最近はメニューボードから「スマイル0円」の表示もなくなり、昔のような特別に丁寧な接客を受けることはなくなり、他のファーストフードと何ら変わりなくなった。トレイマットに「アルバイト募集」の広告があり、そこにはキャッチコピーの1つで「小さいころ憧れていたマクドナルドのお姉さんになれるかな」とある。そう、接客は他のファーストフードよりもはるかに勝っていた。安いのは嬉しいが、マクドナルドならではの”品の良さ”が無くなってしまったような気がする。
神奈川県内のマクドナルドで店長をしていた女性(当時41)がくも膜下出血で死亡した。遺族が労災認定を求めて横浜南労働基準監督署に申請をしたが却下された。この決定を不服とした遺族が神奈川労働局に審査請求、女性が知人に送った頭痛を訴えるメールや、女性が通勤で使用していた駐車場の入出庫記録から平均残業時間を計算し直した結果、基準を上回る約81時間の残業が主因となる過労死と認定した。
冒頭の話のように、店内の客層が悪くなるようであれば24時間営業などすべきでない。その上、過剰な労働時間を強いるようでは、誰のための経営活動なのか分からなくなる。マクドナルドではないが、他のファーストフードでも「残業時間を改ざんする指示が上から出ている」といっていた話も直接聞いたことがある。消費者が安さやサービスを甘受できるその陰で、名ばかりの責任を課せられている従業員はもっと多いに違いない。
☆ 失った富は勤労で、失った知識は勉学で、失った健康は節制や医学で取り戻せるが、失った時間は永久に取り戻せない(サミュエル・スマイルズ)
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★ マックの名ばかり元女性店長、過労死認定(イザ!・09/10/28)
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